2020年6月18日木曜日

いよいよパリも全再開へ

皆さまこんにちわ🌏🌈
2日の外出制限緩和第二フェーズから、二週間が経ちました。
パリ市内はオレンジゾーンのため、22日までは、カフェやレストラン、バーはテラスのみの営業が許されていましたが、
まあ、流石ラテンや国際色豊かなパリの商売人根性の素晴らしさには
感激するほどの勢いがあり、とうとうマクロン大統領も14日日曜日夜に
演説👨
1週間早めて、6月16日からパリやパリ近郊オレンジゾーンは晴れてグリーンゾーン
に🙌

毎日アペリティフを取り、フランスはお祝いモードです🥂

これは、テラス営業最後の日の6月14日のパリ旧市街マレ地区

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6月15日からフランスは晴れて、通常生活再開になりました🎉

一方でウイルスとの闘いは終了していないとして,これまでの予防措置の継続も奨励。

15日からは、マイヨット島とギアナを除く仏全土を緑ゾーンとし,

パリやイル・ド・フランス地域圏のカフェやレストランを再開。

ヨーロッパ欧州内の移動が可能

になり、フランス人たちもようやくフランスから出られるようになりました‼️

更には

7月1日から欧州外への移動が一部可能にも!


海外領土を含めた仏全領土において,
保育園,小学校,中学校は,通常の出席規則に基づいて,義務的なやり方で,
全生徒を6月22日から受け入れるように準備を行う予定。

6月28日に,市町村選挙第2回投票を実施。

3月に予定されていた選挙が、3ヵ月遅れで実施が決定されましたね🙌

●15日以降,新たな段階(nouvelle etape)が始まるとして,3つの柱(
1.フランス及び欧州の独立・再構築,
2.仏国内の団結,
3.権力と責任の新たな均衡化)に言及。

●マクロン大統領は7月に,新たな道程に関する詳細な説明を行うため演説を行う予定。


●今後老人ホームにおける訪問を許可

●我々は,仕事をしたり,アートを満喫したり,フランスにおいて完全に生活を再開可能に‼️



マクロン大統領演説抜粋✨


●3月16日に外出移動制限措置を開始した際,我々は,経済よりも人々の健康を優先した。医療従事者及び国家運営のために尽力してくれた全ての人々に感謝する。

●4月13日に5月11日から同措置を解除すると発表した際,多くの非難もあった。他方,我々は解除に向けて準備し,経済は再開された。

●明15日から,我々は弱者を守りながら経済再開を加速化させなければならない。コロナ危機に直面しても,我々は我々が講じた措置によって多くの命を救うことができ,想像力を働かせしっかりと対応することができた。
我々はフランス国家を,そして我々が成し遂げたことに誇りを持つべきである。

●特定の物資を特定の国に依存するといった問題もあったし,地域的社会的不平等問題も顕わになり失敗もあったが,我々はこれらを教訓として新たな段階(une nouvelle etape)を開始しなければならない。

          マスクはファッションの一部にもなりました😆

2 新たな段階

(1)第1の柱(フランス及び欧州の独立・再構築)


●我々の生活,フランスの,そして欧州の運命を支配することこそが、今後2年間の
優先事項であり,今後10年間の指針である。

我々は我々の独立を改めて見つけ出さなければならない。

●世界経済が停止する中,仏政府は,失業者支援や企業への補助金,最も被害を受けた
セクターへの補助等を行い,そのために5000億ユーロを動員した。
これは前代未聞であり,どの国がこのようなことをしただろうか。
我々は税引き上げによって歳出を賄うことはない。

我々は経済モデルを他国に依存しない持続可能なより強固なものとするために生産力を増加させ,経済再構築を行わなければならない。

解雇するのではなく雇用を促進し,テクノロジー,データ,工業,農業分野への投資,エコロジー及び緑の投資を行わなければならない。

社会構築のためには,医療分野への投資が不可欠であり,高齢者・貧者を支援し,若者の技術支援を行わなければならない。

●この再構築計画は,欧州の枠組みの中で行われる。
自分は,メルケル首相とも協力し,仏独として他の欧州諸国に「自分(je)」ではなく
「私達(nous)」として行動することを要請する。
これはフランスが3年前からとっているイニシアティブである。

●欧州は独立しなければならない。
中国,米国,そして世界の無秩序の中で,我々はより主権ある,強い欧州を構築しなければならない。自分はそれを7月の欧州理事会から訴えるであろう。

     営業再開許可が出たワイン屋もセール中で商売に力を入れていますよ🙌

(2)第2の柱(仏国内の団結)

●新しい段階の第2の柱が,フランス独自の団結(unite)である。フランスが独立するためには,団結が不可欠である。
宗教や出身地に関係なく,人種差別や宗教的差別なく,平等の機会がフランスにおいて与えられなければならない。
しかし,それは彫像を取り外し我々の歴史や過去を否定することによって成し遂げられるものではない。
●フランスの安全と自由は「秩序」によって守られており,警察はそのためにいる。
我々は警察の仕事を支持し感謝しなければならない。


(3)第3の柱(権力と責任の新たな均衡化)


●新しい段階の第3の柱として,自分は権力と責任の新たな均衡化を構築することを提唱する。政府や我々の行動の在り方を根本的に変えなければならない。

●地方自治体や市民,労働団体等によって,今次危機は効果的に対応することができた。彼らにより多くの信頼を置くべきである。

●独立と再構築計画は,欧州と国際秩序の中で考えられなければならない。我々は今後新たな道を歩んでいかなければならない。

●上院議会や国民議会,経済評議会等に優先事項を提案するよう自分は要請した。自分は,最初の行動を起こすために,この新たな道の詳細について7月に(国民に)説明する予定である。

 6月18日の南仏の地中海 photo ©︎Rie Okamoto 


地球、全世界の新しいページがスタートします🌈🎉🌏🥂








2020年6月2日火曜日

フランスは規制緩和第二フェーズへ

皆さま、こんにちわ🌏
一週間ぶりの投稿になりますが、新しい会社が登記され、何だかんだ新しい事を
沢山勉強したり、スタートさせるために毎日奮闘しておりました🐥

そしてあっという間に、「6月2日」
つまり、COVID-19 による外出規制緩和第二段階のスタート日に‼️


5月31日 日曜日のアンドレシトロエン公園

太陽が大好きなラテン系フランス人たちは、セミヌードになって日光浴
や家族や友人たちでピクニックをする者たち、
二ヶ月半ぶりの公園オープンに興奮する子どもたちで、物凄い人出でしたよ🤩

●カフェ,レストラン,バーは,6月2日から営業再開になりますが、パリやパリ近郊は、
オレンジゾーンのため、テラスのみ営業が許可されます😊
1テーブルあたり10人まで,テーブル間隔は1m以上,従業員及び客の移動時のマスク着用は義務😷
バーについては,立ち飲みは禁止🙅‍♀️




●6月2日以降,緑ゾーンで観光宿泊施設を再開🙆‍♀️
しか〜し、パリは、オレンジゾーンのため、6月22日以降に再開許可🙆‍♂️




小学校は?

6月2日の週で、フランス本土の全小中学校再開をめざす🧒👦

但し、1クラス15人まで
6月は通常の授業のほかに、スポーツ、健康、文化、道徳分野の課外活動も提案できるよう
市町村と国が支援を開始

中学校は?
6月2日から、緑、オレンジゾーン両方で中学校を再開🙆‍♀️
・緑ゾーンでは、全学年が通学再開。
・オレンジゾーンのパリ、パリ近郊は、6eme(1年生)と5eme(2年生)の生徒を受け入れ、他の学年は現場の状況を見て判断

©︎La voix du Nord / François Flourens -VDN


・6月はスポーツ、健康、文化、道徳分野の課外活動を提案

高校は?
・緑ゾーン
6月2日以降、全高校(一般高校、技術高校、職業高校)再開に努める。
職業高校はドロップアウトが多いので、優先する。
・オレンジゾーン(パリ、パリ近郊など)
6月2日に、職業高校の3年生、職業適性証(CAP)が必要な生徒受け入れ。
一般高校、職業高校は個人面談のみ。

・フランス語の口頭試験は行わず、平常点で評価。

大学、グラン・ゼコールは?
9月まで休校。

と言う事で、息子は、7月後半にパリに帰還し、8月からの一人暮らしのためのアパート探しや、
新しい大学生活に向けて準備がスタートします🌈

©︎Air France 

旅行や移動は?
●欧州内での移動は,欧州レベルで調整の上決定され、
フランスは6月15日以降の域内国境の制限解除に賛成🙋‍♀️
欧州からのフランス入国者には入国時の14日間の隔離は課さない😊
●欧州外との国境についても,6月15日以降を見越して欧州レベルで調整予定


●国内移動については,自宅から100km以内の制限を廃止🤩


(※なお,会見後の質疑応答において,イル=ド=フランス地域圏における公共交通機関に関する制限(ピーク時の証明書携帯等)の緩和については,近いうちにペクレス同地域圏議会議長と協議すると述べ,現時点で変更ない旨を説明。)

●今週末から全土で公園を再開🌈
市長はマスク着用の義務化を要求可😷
6月2日以降,ビーチ,博物館,歴史的建造物等の営業を全土で再開。
●6月2日以降,緑ゾーンでプール,ジム,レジャーパーク,劇場の営業再開
オレンジゾーンでは6月22日〜🙆‍♀️
●映画館は全土で6月22日以降に再開🙆‍♂️
●野外での人数は5000人以下に制限。
●少なくとも6月21日まで,公共の場での10人以上の集会,集団スポーツは禁止🙅‍♀️
ディスコ,スタジアム,競馬場は閉鎖🙅‍♀️

日本には、いつから行ける?

●海外領土への移動に際しては,到着時の14日間の隔離を実施🤣
隔離7日後に検査を行い,陰性であれば緩和する等の新たな隔離の在り方について実験を行う😆


少しずつですが、経済活動が復帰しつつあるフランス🇫🇷です。
町を歩く人たちにも、笑顔がどんどん戻ってきたように感じます😀

最後に、京都時代の音楽高校の同級生で、高校卒業時からパリやフランスに在住
している友人、船越清佳( Sayaka Funakoshi) さんの、
「フランスのロックダウン、その後〜パリ地方音楽院は、学生の格差に
どう向き合うのか?」
と言う最新記事を、音友社のネットマガジンから連載されましたので、
シェアさせて貰います🥰

ブログを読んで頂き、ありがとうございます🤲🌏